2015年8月15日土曜日

「テストはこちらでしますので」の無意味

システム開発の現場において、ユーザーさんが追加機能の実装をねじ込みでお願いしたい時に使われる定型句に、
「テストはこちら(=ユーザー自身)でしますので、何とかお願いできませんか」
という便利な言葉があります。

わかりますよ。ユーザーさんの思いとしては、
「とりあえず(自分達では出来ない)実装(=設計とプログラミング)さえやってもらえれば、テストは自分達で出来るので、その分、開発工数も工期も少なくなりますよね、なので、元の計画をあまり変更せずに対応できちゃいますよね」
ということですよね。

でもね、いざバグとか何かあった時に対応するのは結局開発者なわけで、となると、開発者としては何もないようにしてユーザーさんに提供しないといけないわけです。
そうすると結局、作ったものを一旦こちらでテストしないといけないわけで、そっちでやろうがやるまいが、こっちはいつも通りテストしないといけないから工数減ったりしないです

なのでねじ込みでお願いしたいときは、そんな小細工せずにエクレアの差し入れでも持ってきてください(違

結論

本番直前とかで爆弾級のバグが発生して、元を辿ると単体テスト不足だった...というのは笑えないけどよくある「開発あるある」なので、テストはこちらでやらせてください。 そして、そちらでもやってください。