2008年12月4日木曜日

リッチクライアント/RIA製品を「上から目線」で評価するセミナー

ものすごく久しぶりなエントリーとなってしまいました。
しかも、宣伝です。

僭越ながら私がリーダーを務めさせていただいている
Linuxコンソーシアム リッチクライアント部会主催の
無料セミナーが、来週12月9日(火)に品川で開催されます。

主催:Linuxコンソーシアム
後援:RIAコンソーシアム

このセミナーでは、リッチクライアント/RIA製品、および
開発現場の「今」と「今後」を、元NRIの三井英樹様に
ご講演いただく基調講演を皮切りに、各製品、技術の事例を
交えた最新情報をご紹介します。

そして、リッチクライアント部会が今年度注力してきた
「Welrich」プロジェクトの成果も、途中経過ではありますが
発表いたします。

Welrichプロジェクトは、各リッチクライアント/RIA製品を
第三者的に評価するためのプロジェクトです。

業務シーンでよくある要件を定め、それを(奇をてらわずに)
各製品、技術で実装すると、それぞれどういった特徴
(見た目、使いやすさ、作りやすさ)が現れるか、という
ことを実証実験しています。

今回のプロジェクトでは、
AIR、Ajax、Curl、JavaFX、Silverlight
という5つの製品/技術で実装してみた結果を
ご紹介します。

「同じものを別の技術で作ったらどうなるか」

営業フェーズ、あるいは開発の早いフェーズで
必ず出てくる疑問に、真正直に応えれるような
成果を発表できればと思っています。


開催は、来週2008年12月9日(火)と、ものすごく
差し迫っておりますが、誰でも無料で参加できますので
ご興味のある方は是非お申し込みください!

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           Linuxコンソーシアム
第37回セミナー開催のご案内[最終版]
「リッチクライアントセミナー」
~ 最先端リッチクライアントの最新情報 ~

拝啓 時下益々ご清祥の事とお慶び申し上げます。
又、平素は、当会の活動にご理解、ご協力頂き、厚く御礼申し上げます。
さて、下記日程にて第37回セミナーを開催致しますのでご案内致します。

同セミナーは、Linuxコンソーシアム リッチクライアント部会の主催で開催
致します。

ここ数年で多くのリッチクライアントやRIAといったキーワードを前面に
押し出した製品が発表・発売されていますが、めまぐるしい技術革新の中で、
各技術の最新情報を常にキャッチアップすることは難しく、多くのシステム
開発者が、担当案件におけるベストアンサーに頭を悩ませているのではない
でしょうか。

リッチクライアント部会では、リッチクライアント、RIAに関して調査・研究
情報交換を行いながら各種製品を整理し、その情報を公開していくことで、
リッチクライアント、RIAの普及を推進しており、今回のセミナーでは、業界
全体の総括とあわせ、各リッチクライアント、RIA製品の最新情報のご紹介を
させて頂きます。

特に、企業において業務アプリケーションやWEBサイトの構築を提案される方
にお役立ていただける内容となっているかと思います。

セミナー参加申込み方法に関しましては下記をご覧下さい。

ご多忙中とは存じますが、万障お繰り合わせの上、何卒ご来場賜りますよう
ご案内申し上げます。

敬 具



1. 開催日時
平成20年12月9日(火)13:00~17:20(12:30受付開始)

2. 開催場所
株式会社日立システムアンドサービス セミナールーム
東京都港区港南2-18-1 JR品川イーストビル 20F

3. 会場へのアクセス
JR線「品川」直結
東海道新幹線「品川駅」直結
京浜急行「品川駅」直結

http://www.hitachi-system.co.jp/j_profile/map_honsya.html
または
http://www.jebl.co.jp/outline/shinagawa-east/ 参照

4. 参加費
無料

5. 開催内容
◆基調講演
「深化するRIA(Rich Internet Application)
~浸透する「使い易さ」の価値~」

単なるお飾り的な意味での「デザイン」が、操作性の設計
(デザイン)として再認識され、それが開発サイドの付加価値
となっていく流れが、徐々に太く大きくなってきていると感じ
ています。
Webアプリケーション(あるいはWebサイト)が、今日までどの
様に変化し、そこで求められるモノ(スキル)がどの様に多用
化してきたのかを辿ることから、今後必要とされる概念として
Rich Internet Application(RIA)をご紹介します。同時に、
利用者の多様性に向き合うように、開発の現場でも既に起こっ
ている人的な環境変化についても触れたいと思います。

【講演者】三井 英樹様(株式会社ビジネス・アーキテクツ)

◆「Adobe AIRのご紹介(仮)」
【講演者】横田 聡様(クラスメソッド株式会社)

◆「Curl ~安心納得のリッチクライアント~」

VB資産のコンバージョンや、エクセルやAccessアプリからの
移行、SAP、Notes、AS400との連携などビジネス領域を中心に
実績のあるリッチクライアントCurlの最新情報とビジネス
モデルをご紹介。

【講演者】梅村 知正様(住商情報システム株式会社)

◆「Silverlight 2概要」

Silverlight 2の概要とその開発方法について、デモを交えて
説明します。
よく見られる”派手な”UIではなく、業務アプリケーション
に適用することを中心とした解説となります。

【講演者】宮崎 昭世様
(日立ソフトウェアエンジニアリング株式会社)

◆「IdbA~現場に効く『クライアントサイドマッシュアップ』」

IdbAはコンポーネント配信型のアプリケーション実行環境と
して業務シーンやソリューション展開の場で数多くの実績を
積んでいます。
本講演では、クライアントマッシュアップを活用したソリュ
ーション事例をご紹介します。

【講演者】柏 貴光様(株式会社サイオ)

◆「Flash/Ajax Web2.0×Enterprise2.0」

RIA/リッチクライアント技術の代名詞ともなっているFlash
およびAjax技術の技術構成概要、利用用途とその広がりに
ついて(技術者の視点より)ご紹介させて頂きます。

【講演者】株式会社ユー・エス・イー様

◆「リッチクライアント真っ向勝負!「Welrich」プロジェクトご紹介」

リッチクライアント/RIAの技術は、それぞれ製品ごとに得意
分野やアピールポイントなどの特徴が大きく異なります。
当部会では、そのような技術的特徴を第三者的に評価するため
「Welrichプロジェクト」と題して【実装ベース】での評価
活動を行っております。
本講演では、AIR/Ajax/Curl/JavaFX/Silverlight等で実装して
みることによって得られた成果を、年度末の活動成果発表に
先駆けてご紹介いたします。

【講演者】柏 貴光様(リッチクライアント部会リーダー)

◆「リッチクライアント部会活動紹介」
【講演者】柏 貴光様(リッチクライアント部会リーダー)

※ 内容に関しましては、多少変わる可能性も有りますので
ご了承願います。
尚、開催時間や変更情報は、随時、Linuxコンソーシアム
ホームページに掲載致します。
下記開催案内ページもご参照願います

http://www.linuxcons.gr.jp/seminar/seminar_index.html

主催:Linuxコンソーシアム リッチクライアント部会

後援:RIAコンソーシアム

<申込方法>
メールによる事前申込制とさせていただきます。
以下のフォーマットに記入の上、Linuxコンソーシアム事務局
(staff@linuxcons.gr.jp)迄、メールでお申込み願います。
尚、申込み確認メールは返信されません。当日は直接会場へお越し願います。
---------------------------------------------------------------------
件名:「Linuxコンソーシアム 第37回セミナー参加」
所属(会社/学校)名:
氏名: 例:山田 太郎(姓と名の間に全角スペース)
氏名ふりがな: 例:やまだ たろう(姓と名の間に全角スペース)
電話番号: 例:03-5600-3458(全て半角)
E-Mail: (全て半角)
---------------------------------------------------------------------
注)
都合により参加出来なくなった場合は、Linuxコンソーシアム事務局
(staff@linuxcons.gr.jp)迄、ご連絡頂きます様、お願い致します。

※ 個人情報の取扱いについて ※

ご記入頂いた個人情報は、次の目的の範囲にて取扱いさせて頂きます。
1) 本セミナーに関するお客様へのご連絡のため
2) 当会が提供する情報発信のため

以上に関しまして、お客様の個人情報については、細心の注意をもって管理
致します。
当会の個人情報の取扱い方針についての詳細は、ホームページ
(http://www.linuxcons.gr.jp/privacy_index.html)にて公開しております
ので、ご確認のほど宜しくお願い申し上げます。

<申込締切日>
平成20年12月8日(月)10時まで

<お問合せ>
本件に関するお問合せは、Linuxコンソーシアム事務局までお願い致します。

以上

2008年9月3日水曜日

SOAのセミナー

ITアーキテクト主催のSOAセミナーが開催されるようです。

テーマ:SOA ユーザ企業自身がデザインする、導入のかたち

ユーザ企業のビジネスが出発地点であるセミナー。
この視点がとても好きです。
事例ベースである点も、イベントとしては良さそうです。
ボクがまだSOAのユーザ事例をちゃんと聞いたことが
ないので、単純にとても興味があります。

カールさんも出るみたいだし、ちょっと期待して
参加してみようと思います。


全然別の話ですが、イベントページのタイトルが
サイオの機関紙「Rimless ERA」第2号の表紙に
よく似てる気が…。



そういえば先日SOAについて会話したのはIDGの方だしな…
って、完全に自意識過剰です(笑)。


ちなみにこの表紙の写真にはしっかりと意味があります。
どんな意味があるかは、ボクが皆さんのところへ
営業へ行った際にでも余談としてお話します(笑)

2008年9月2日火曜日

続:なぜSOAは普及しないのか

今日、日本のトップ3に入るメーカーの技術部門の方のところへ伺って話していたら、
「SOAっていまいち流行らないですよね」
という話題が持ち上がった。

この話は先日も振り返ったばかりなので、タイムリーなのでちょっとびっくり。

その方曰く。
「ビジネスがわかっていないのに実現できるはずがない」
と。

ESBだ何だってSOAを実現できる箱があるだけじゃ、結局何もできない。
SOAは、技術からではなくビジネス要求から入らないといけない。
つまりSOAは、実現しようとしてするものではなく、気付いたらSOAになっていた、
というのが現状の日本では当てはまる。

まさしく、「コンピュータ、ソフトなければただの箱」である。

今回はご挨拶が主眼だったので、そこに対して突っ込んだ話は
できなかったけど、また機会があればボクの持論も突っ込んで
ぶつけてみたい、と思える、とてもいい方でした。

2008年8月27日水曜日

マーケ用語には、もううんざりだ

以前のエントリー(なぜSOAは普及しないのか等)でも書きましたが、
IT業界のマーケ用語には甚だウンザリしておりまして、
そんな中、とても痛快な記事があったのでご紹介。

「クラウドコンピューティング」がくだらない理由
(japan.internet.com)

書いてある内容に、ボクもとっても同感。
このブログでも以前、エンタープライズ・マッシュアップについて
「マッシュアップにエンタープライズとかつけるな!」と
エントリーしましたが、まさしくこれと同じ観点の内容です。
(近くに思いっきり支持されている方も
 いらっしゃったりするのですが…汗)


ユーザーから見て、自分が使っているアプリが
どこでどう繋がって動いているのか意識しない環境
というのが理想だと今でも思っていますが、
だからといってすべてをWEBの向こう側に
「置かなきゃいけない」わけではないし、それを
エンタープライズ領域でやろうなんて、とてもじゃ
ないけど、そんな無責任な提案はできないです。

2008年7月19日土曜日

PostgreSQL:データの更新ができない

PostgreSQLで3年ほど運用しているシステムがある。
そのシステムのユーザーの方から、
「データの表示や新規レコードの追加はできるのに、
 更新ができない」
と連絡があった。

ポスグレのログを見ると、

ERROR: could not open segment 1 of relation "hoge_tbl_pkey" (target block 270336): No such file or directory

と出ている(hoge_tbl部分は実際のテーブル名)。

どうやらインデックスが壊れているらしい、
ということで調べると、REINDEXというコマンドが
あるらしく、それを現地で試してみる。

REINDEX

psqlで、

# REINDEX TABLE hoge_tbl;

として実行。1時間ぐらいかかるのかと思いきゃ
ほんの10秒程度で終わり、無事DB復旧。
(ちなみにレコード件数は7万件弱)

ひとつ賢くなったけど、ユーザーさんには迷惑も
かけてしまったし、トラブルはなるべく起こって
ほしくないもんです。

なんといってもDBは復旧できるかどうかドキドキ
するので、精神的によくない・・・。

2008年6月25日水曜日

えきねっと・・・使いにくい

※今日は、ただの文句。

週末に友人の結婚式があるので、久々に大阪に帰る。
新幹線で帰るので、これまた久しぶりに「えきねっと」にアクセスしたら、システムが新しくなっていた。

が、新幹線の路線検索が非常に使いにくい。
ボクはテキストフィールドに直接「品川」だとか
「新大阪」だとか入力して検索したいんだけど、新しいえきねっとはアニメーションするFlash画面でマウスでのクリックを求める。

基本的にキーボードのみで作業するのが好きなので、マウスに手を伸ばさないといけないのは非常に面倒。
なぜ両方のインターフェースを用意しなかったんだろう?


さらに、JRのいろんなサービスのIDを統合できる新しいサービス「My JR-EAST」なるものができていて、それに移行しなきゃいけないような案内があったので頑張って入力して手続きしたけど、クレジットカード情報が既にえきねっと側で登録されているから、とか言われてうまく登録できない。

結局、ネットで新幹線の予約ができない。


システムを新しくするのはいいけど、使いにくく、わかりにくくなるのは、とてもいただけない。
仕方ないので、明日、窓口で買うことにする。

2008年6月21日土曜日

なぜSOAは普及しないのか

今日、ある調査会社の方と話す機会があって、表題の件について「完全に私見ですが」と前置きしつつ会話した。

ボクが思うに、結論として「SOAは、ついぞ普及しない」。
原因は、以下の2つ。
1.業務をSOAで必要となるサービスレベルまで落としこめるアーキテクトがいない
2.SOAが浸透している米国とは文化的土壌があまりに違う

1について。
SOAの目指すところ、それは企業内の全体最適あるいは部分最適であったり、業務効率化であったりするわけですが、これらを実現しようと思うと当然、現場レベルでのボトムアップ的な目線と、経営側から見たトップダウン的な目線が必要(特に日本の場合はシステムを利用するユーザ優先なので、ボトムアップ的な目線が重要)なわけです。そこへさらに、その時点で最善と思われるSOA関連技術を熟知しつつ、システム構築の際に勘所となる「肝」を押さえたIT技術者(広義)が必要なわけです。
そんな人、日本に何人といるのでしょうか?

例えば米国の場合、SI企業というのがほとんどありません。米国は、企業が自社内部に情報システム部門を整えているのが普通であり、そこが社内のシステムを構築していくからです。この場合、企業のシステム部門なので、自社内の業務や、それこそ企業文化、システム構成については熟知しているわけです。それも、システム部門で働くIT技術者が。というわけで、上記条件、クリアしています。

これが、そのまま、原因の「2」に繋がります。
さらに米国は「パッケージに業務を合わせる」ということに抵抗感がない風土だそうで、なおさら新しいシステム導入のハードルが低い。日本のように「既存のシステムと見た目や操作感を変更せずに実現するんだ!」といった不毛な努力(とは言い過ぎかもしれませんが、大抵不毛なことが多い)は不要です。

このところ、この分野でのキーワードはすっかり「SaaS」がもっていっていますね。
日経ソリューションビジネスに載っていたデータを見ると、
「ユーザー企業のSaaSの認知度は43%、利用意向は73%と非常に前向き」
(出所:マーケティングビジョン研究所/2007.5.10)
とのことで、確実にユーザ企業まで浸透していきそうな気配はありますが、それはSOAが騒がれ始めた頃も同じ状況でした。
そこで、約1年後である2008.3.31発表のデータ(出所:「コンピュータソフトウェア協会(CSAJ)SaaS研究会」)を見ると、
「中小企業のSaaS利用意向は約2割」と、やはり浸透には時間がかかりそうな気配があります。
(対象を中小企業に絞っているから、というのもあるかもしれませんが)

ただ、このアンケートの回答者が考えるSaaSのメリットが興味深くて、
■メリット
1.初期コストが安い
2.運用コストが削減できる
3.導入までの期間が短い
4.ネット接続PCとブラウザがあれば利用できる
5.使えないと思えば解約できる
6.自社システム構成を考えなくてよい
 :
といった内容。これらはひっくり返すとSOAのデメリットに、そのままなると思いませんか?

1.初期コストが高い
2.運用コストも高い
3.導入までの期間がすごく長い
4.(場合によっては)いろんなソフトが必要
5.一度構築したら(償却するまでは)使わないと。
6.自社システム構成を熟知した上で変更にTRYしないといけない…


システム構築は「軽く・早く」、という時勢とは、どう考えても逆行してしまっているのは否めない感があります。

あと、「効率化・生産性の向上なんて言いますけど、そんなの目に見えない。効果が見えにくいしコストも見えにくい、そんなものにユーザ企業がお金を出しますかね?」という毒を最後にはいてみたところ、結構刺さったみたいです。

これからSOAに関するアンケートを実施するそうですが、是非とも結果を伺ってみたいです。
ちなみに、「SOA実施率は8.4%で大企業が中心」(出所:IDC Japan/2007.11.12)です。
日本は「事例がすべて」のIT社会なので、これが大企業を中心に30%ぐらいになってくると、また状況は変わるんでしょうね。

それから、せっかく「SaaS」という言葉が浸透し始めているのに、「PaaS」とか「XaaS」とか新しい言葉を出して遊んでるIT業界のマーケッターは、ほんと、そういうのやめてください。混乱して発展が止まるだけです。きちんと技術的土台(開発の現実)を理解した上で、言葉を作ってくださいね。


それ以外にもいろんなことを話しましたが、長くなりすぎたのでそれはまた別の機会に。

2008年6月19日木曜日

Eclipse 「JVM terminated. Exit code=-1」

昨日開催したLinuxコンソーシアム リッチクライアント部会(議事録)で、
先日のXMLコンソーシアムWeekで失敗してしまったAntennaのデモのリベンジをしようと思って Eclipse を起動しようとしたところ、いきなりダイアログが出て

JVM terminated. Exit code=-1

と言われ、起動しない。つい先日まで問題なく動いていたのに。

仕方ないのでms2さんに無茶ぶりし、結局ボクはリベンジできぬままms2さんがプレゼン(実装した本人がプレゼンすることになったので、結果的にそれで良かったかも。なんて無茶ぶりしたことを棚にあげて思ったり)。

今日、少し時間が空いたので調べてみると、やっぱり同じような方がいた。
http://kanonji.blog4.fc2.com/blog-entry-173.html

ここに記載してある通りに、ボクの eclipse.ini の中にあるJVMに対するメモリ関連項目の記載を削除してみた。
削除したargumentsは以下。
-vmargs
-Xms40m
-Xmx256m

すると、すんなり起動成功。

元ネタの内容を読んでいると、原因として「常駐ソフトとの相性」というのがあるみたいだけど、最近常駐ソフトなんて新しくインストールしてない。
まったく謎のままです。。。

■2008.6.20追記
逆に、今日新しく常駐ソフト「ArtTips」をインストールした後、試しにメモリに関する記載を復活させてみたところ、普通にEclipseが起動しました。謎は深まるばかり。

■2010.7.1追記(2年後て…)
新しい開発環境でやはりeclipseが起動しない(スプラッシュが一瞬でて落ちる)ので、同じようにiniファイルからメモリ関連を削除したところ起動。その後、試しにArtTipsもインストールしてみたが、やっぱり起動せず。ArtTipsが云々、というわけではないようです。当たり前か。

2008年6月18日水曜日

「シリコンバレーにいる意味は少ない」のか…

「シリコンバレーにいる意味は少ない」 “オタク”米国人、Yahoo!からソニーへ
http://www.itmedia.co.jp/news/articles/0806/16/news007.html

「シリコンバレーにいる意味が少なくなっている」とも感じ始めた。ブログやSNS、メッセンジャーなどさまざまなコミュニケーションツールが普及し、どこにいても情報共有できるようになったためだ。

SNSとかでどこでもコミュニケーションが取れるようになるっていうのはわかるし、それは梅田望夫さんも言ってるところではあるけど、やっぱり前提条件として、SNSとして知り合いになるための人脈っていうのはオフラインで築くべき、というか、その方が早いと思う。
それに、シリコンバレーにいるってことは、隣の人や近くに集まる人が面白そうな話をしているのを小耳に挟むことができる可能性が高いってことだと思う。
一見、自分に興味の無さそうなものも、話す人によって自分にインスピレーションを与えてくれたりする例もあるし、オフラインでの人の繋がりというのは価値があると思う。

だから、シリコンバレーにいる意味が少ないっていうのは、「ある程度人脈もできて、自身の具体的な方向性まで決まれば」意味は少ないだろうけど、そうでなければ意味はあるはず。

というか、あってほしい。
せっかく一生懸命Podcastで英会話レッスン番組を聞きまくってるいるのに。

2008年6月14日土曜日

お気に入りアイコンの設定

ボクが勤めている会社、サイオのロゴが変わりました。
そこで、ホームページを一新しようと思っているわけですが、先立って「お気に入りアイコン」を変更しようと思い立ちました。

その方法を調べようとググったら早速、ハウツーのページがあったので、ササっと流し読みして作ってみました。

ただ、ボクの悪い癖で自分の目に付いたものを優先的に拾い読みしてしまうので、GIF形式のファイルの拡張子を単純に「ico」に変更しただけで完了、と思い込んでしまっていて、Firefoxではうまく表示されるけどIEでは全くアイコンが変更されない。
ちょうど近くにいたms2さんが「画像ファイルはBMP形式にしないと無理。一応規格ではGIF等でもOKだけど、MSがBMP形式で始めた慣習が今でも残っちゃってて、Firefoxは正しく処理するけどIEはダメ。って以前どこかで読んだ気がする」と神の声をさずけてくれ、よくよく先のハウツーページを見たら、きっちり「画像ファイルを変換しましょう」と書いてありました。

で、そのアイコン用画像ファイルfavIconを作ってくれるオシャレなWebサイトもあるんですね。
http://www.html-kit.com/favicon/

流し読みには気をつけましょう(ボクだけですね)。

(追記 6/20)
本文で紹介したハウツーページ、いつの間にか(この数日の間に)消えてしまっていました。
代わりに、とりあえず消えることがなさそうな@ITのページへのリンクをはっておきます。
「IEのお気に入りメニューに表示されるアイコンを設定する」
http://www.atmarkit.co.jp/fwin2k/win2ktips/776favicon/favicon.html

2008年6月7日土曜日

XMLコンソーシアムWeek終了

XMLコンソーシアムWeek、無事終了!
今日の「Antenna for XMLコンソーシアム」のデモは、せっかくms2さんに素晴らしい実装をしてもらったのに、いざ本番でなぜか動かなくなり、見せ所を失ったまま終わってしまいました(:_;)
このリベンジは、次回のリッチクライアント部会で・・・!
ms2さん、ホントごめんなさい。

とりあえず部会メンバーの皆さん、XMLコンソーシアムさんのご協力のお陰で無事乗り切れました。IT業界のマドンナ、田原XMLコンソーシアム副会長(IBM)とも少しだけお話できたし、部会としても個人的にも実り多い時間でした。

ただただ、オオトリで失敗したデモが悔やまれる・・・。

(追記)
レポートはこちらから

2008年6月4日水曜日

XMLコンソーシアムWeekデモ、密かにピンチ脱出

今日はXMLコンソーシアムWeek2日目。
リッチクライアント部会として講演の機会をいただき、(ボクの段取りの悪さが露呈して講演者交代の際にグダグダになってしまいました…)デモしてまいりました。

ボクはSilverlightのLinux版実装であるMoonlightのデモ担当。
先立って日立ソフト宮崎さんがSilverlightの解説講演で表示したものと同じデモを、Moonlightでも実施。
「ほら、こんなにサクサク動きます」
と、動きの悪いMoonlightのデモをご覧いただき、一部で笑いをいただくことができました(そこが目標か!?)


しかしこの、5分足らずのデモに向けて、実はとんでもない冷や汗をかいておりました。
16時過ぎからの講演に向けて、会場で他の方のセッションを聞きながら準備していたのですが、その最中にとんでもないことに気付いてしまったのです。

ボクがやるのは、SilverlightのLinux版実装。
当然、Linuxマシンで動かさないといけないので、とりあえず環境としてWinノートに入れているVMWare上のUbuntu Linux 7.10を使い、Firefoxに Moonlightを突っ込んでデモすることにしていました。

ボクのプレゼン時間は短いので、スライドからすぐにデモへ移れるように、と思い、事前に表示するSilverlightを使ったページを表示させとこうと思い、準備を始めました。
悲劇は、この事前準備が必要だということに、当日の会場で気付いてしまったこと。

当然、セミナー会場で受講しているボクに、自分のPCのネットワークへの接続環境なんてありません。
なので、準備するには
1.VMWare Playerを起動
2.VM上のUbuntu Linuxを起動
3.UbuntuのFirefoxを起動
4.ホストOSであるWindows側で、FOMAを使ってネットに接続
5.Ubuntu(ホストOSのネットワークを利用してネットへ接続)でSilverlightページへアクセス
6.動作確認、ページを閉じずに待機
となるわけです。

が。

2の時点でVMWareがエラーを表示。
「ホストOSがネットワークに繋がっていないから、ゲストOS(Ubuntu)もネットワークに繋げない」
とのこと。

とはいえ、オンデマンドで、Ubuntuが起動した後もWindows側でとにかくネットに繋いじゃえば何とかなるだろう、なんて思っていたら、どうやらネットワーク関係の処理は初期起動時にOn/Offで決まってしまうらしく、結局ネットには繋がらず。



大慌てで会場から自社の事務所に戻り(徒歩の範囲内でよかった…)、ネットに繋いだ状態でUbuntuを起動、Moonlightの動作確認。
念のため、最悪の事態を想定して画面キャプチャを撮り、Ubuntuもその中のMoonlightも起動した状態でサスペンドさせ、再度会場入り。

Firefoxの、Moonlightを表示させたタブを閉じないように気をつけながら、このエントリーの最初に繋がります。
とりあえず、動くものを見てもらうことができてよかった・・・。


それにしても相変わらずIdbAのことは一切喋らなかったんだけど、
そろそろ社長に「オマエ何がしたいんだ」って突っ込まれそうです。

2008年6月1日日曜日

XMLコンソーシアムWeekで喋ります

XMLコンソーシアム Web2.0部会さんのご好意により、
来週から開催されるイベントXMLコンソーシアムWeekで、
Linuxコンソーシアム リッチクライアント部会として
講演枠をいただくことができました。

ご都合つく方は、是非ご参加ください。

タイトルとは裏腹に、ボクはほとんど喋りませんが、
アホなボクをいつも支えてくれている優秀すぎる
部会メンバーがいろいろ発表します!

XMLコンソーシアムWeek

リッチクライアント部会は、
6月3日(水)、6月6日(金)に登場。

その他、面白そうな話題満載です。

発表以外では、個人的には、今頃興味をもち始めた
XMLDBと、WebOSの話を聞きたく思ってます。

2008年5月23日金曜日

XMLコンソーシアム総会参加

先週の話(23日)になりますが、XMLコンソーシアムさんとアライアンスパートナーを締結することになったので、コンソーシアム全体の雰囲気を体感するためにも総会に参加してきました。

さすがXMLコンソーシアム!と言わざるをえない、完璧な「イベント運営体制」に、まず感心。

そして基調講演をはじめ、ゲストもVIPばかり。

特に印象に残ったところでいくと、まずは気象庁。
気象庁は国土交通省の組織下(外局)にあることすら知らなかったボクですから、地震などの防災全般を担当していた、とてもありがたいところだったことに驚きました。

気象庁さんの講演では、地震計測器からどのように情報が集められ、どういう経路を通って国民にまで届くのか、ということが解説されました。
ちょうど昨日、気象庁とXMLコンソーシアム連名の報道発表があり、地震計測器から送られてくる電文をXML化するプロジェクトが走っているとのこと。

そこで一つ、気になった点が。

講演されていた、笑顔がとてもステキな気象庁の山腰さんは、
「地震速報は、1分でも1秒でも早く皆さんに知らせなければいけない。
 情報の正確性を多少欠いてでも、とにかく少しでも早く、事前に
 情報を届けることが最重要だ」
とおっしゃっておられました。
確かに地震が来ることが事前にわかったら、生死を分ける対応の第一歩を踏み出すことができます。

ただ、その話を聞いたときに思ったのが、

「とにかくスピード重視なのに、XMLで大丈夫なのか?」

ということ。
データ項目の追加・削除といった、変更に強いXMLですが、速度についてはParseする必要がある分、素人考えで「遅い」のでは?と疑問が。
質疑応答の時間はなかったので質問できませんでしたが、僕ら国民の命に関わることなので、機会があれば是非聞いてみたいところ。
まぁ、XMLコンソーシアムは業界でも著名な方々がたくさんいらっしゃって大いに活躍されているので、
当然考慮されているかとは思うんですが、やはり気になります。
逆にここでバシっとスピードを出せることを見せつけてくれれば、XMLバンザイ!とボクも大手を振って仕事に活かせますので、是非とも頑張って欲しいです。


そして、PFUソフトウェア松山さんの「XML現状俯瞰図」も、とても参考になりました。一番上に業種と業態のマトリックスがあり、そのマトリックスのマスの一つ一つには「高さ」があり、事例の数を表現しています。
その下に経産省が公開しているコンポーネント参照モデルの図があり、さらにその下にXML関連技術の図があって、それらが3Dで表現されて繋がっている、という、説明ベタのボクではどうにも上手く説明できないけど、素晴らしい俯瞰図でした。
リッチクライアント部会でも、製品マップ作成の際に大いに参考にさせていただく予定です。

それから、講演として印象に残ったのは経産省の村上さん。
思いっきり大阪弁の方ですが、プレゼンがめちゃめちゃ上手い。あんなに上手なプレゼンを見たのは本当に久しぶりです。


そんなわけで、素晴らしい総会でした。
会員の満足度が非常に高い、というのも納得です。
リッチクライアント部会は、素晴らしいところとアライアンスを組むことができたんだなぁ、とあらためて感激しました。
尽力していただいた関係各者の方々には、あらためて感謝させていただきます。ありがとうございました。

2008年5月16日金曜日

SODEC終了

SODEC終了!
いやはや。疲れました。
まさかの「ど真ん中(2日目)の夜に打ち上げ」だし(笑)。

さて、リッチクライアント部会としてジラッファさんブースで
間借りして出展した成果は・・・

ZEROではなかった。
といったところでしょうか。

大きな結果は残せなかったけど、小さくても確実に
成果はあったと思います。

さて。振り返り。

といっても初日にまわったところ以外では特筆すべき
ところもなく。

「ビジネスマッシュアップ」と銘打って展開していた
SERENAがちょっと面白そうでした。
体験版CDをもらったので、試してみようと思います。


最後におまけ。ノベルティの紹介。

Biz/Browserのアクシスソフトさん、
去年はエコバッグ(今も奥さん愛用中)でしたが、
今年はお煎餅。


そしてSERENAは・・・わかりません。
なんでしょうこれは。一切説明書とかありません。


奥さんに尋ねてみたところ、「携帯スタンドでは?」とのこと。
うん、確かにサイズはピッタリ。

どなたかご存知ないですか?

2008年5月15日木曜日

SODEC 2008初日

毎年恒例、東京ビッグサイトで開催されるソフトウェア開発環境展
通称SODECが今年も14日~16日の3日間に渡り開催されています。

今年はLinuxコンソーシアム リッチクライアント部会も出展しています!
と言っても部会でブースを出しているわけではなく、部会メンバー企業の
株式会社ジラッファさんの多大なるご好意で、ジラッファさんのブースを
一部間借りして出展させていただいております。

しかもプレゼンの枠も1日2回いただいてしまって、もう国分寺方面に
足を向けては寝れません。

ちなみにプレゼンでは、部会で生まれ、独自プロジェクトまで立ち上がった
Antenna」の最新版をデモでご覧いただいています。

プレゼンテーターは、企画・実装を行ったms2さん。毎日12:30~と
16:30~の2回、ジラッファブースで講演していますので、ご都合つく方は
是非お立ち寄りください。

リッチクライアントゾーンでひときわ目立つオレンジの床が
ジラッファブースです。







ms2さんのプレゼン。大盛況!






それにしても、思えばジラッファさんとの関係が始まったのは
去年の、まさにこのSODEC会場。成戸社長の人柄に魅せられて、
今では完全に部会になくてはならない存在。

やはり出会いは大事です。


しかし、ジラッファさんはじめ、いつも支えてもらってばかり(Takeする)
ばかりなので、たまにはきちんと支える方(Give)にならないと・・・。
頑張ります。



さて、SODECの方は、まだあまり回れていませんが、
リッチクライアントゾーンは、やはりAdobeとMSのSilverlightが
出てないと、なんとなくパッとしないような雰囲気を感じます。
今回はCurlさんも単独では出てないんですよね(NECブース内に出展)。

回った中でトピックは・・・

アクシスソフト(Biz/Browser)さん:
モバイルに力入れておられます。ズラリと並んだ端末に、業務画面が
一斉表示されていました。以前部会でお世話になった西村さんと
お話させていただきましたが、業務用モバイルはやはり「これから」の
市場のため、まだ種まきフェーズと考えられておられるようです。
ちなみにノベルティはロゴ入り煎餅。

Nexawebさん:
個人的な興味もあって部会でのセミナーを熱望している(笑)Nexawebさん。
はじめてきちんとブースで説明をしていただきました。
サーバ側にあるアプリケーションサーバとクライアントを繋ぐアダプタと、
それを使って情報をサーバからプッシュできる部分、その具体的なところに
興味津々。是非、セミナーをお願いします!>淡路さん
ちなみにノベルティはくじ引きで人形などのグッズ。
はずれてもミンティアがもらえます(というかクジそのものがミンティア)。
これ意外と嬉しい。

あとは・・・まだ特筆すべきところはないといった印象。

2ndFactoryさんはさすがまた新しいUIデザインのデモをSilverlightで
作っておられてて技術的興味は湧きましたが、説明してくれた方が
営業の方のようでイマイチ突っ込んだ話が聞けず、しかも最後に
「名刺きらしてて」って言ったら急に態度が冷たくなって
ちょっとヤな感じでした。
まぁ散々話聞いて名刺も渡さないとそりゃカチンとくるかもしれませんが…。

さて、初日の今日は別件であまり会場に入れなかったけど、
残り2日間はべったり入れそうなので、新たな部会メンバーとの
出会いを求め、そしてジラッファブースの盛り上がりを目指し、
頑張ります。

というわけで、この駄文を最後まで読んでいただいたあなたは
もう会場にくるしかありません(笑)
お待ちしております。

2008年5月13日火曜日

XMLコンソーシアムWeb2.0部会、参加2回目。

午前中にパートナーさんとの打合せをした後、
XMLコンソーシアム Web2.0部会に参加してきました。
相変わらず13:30 - 19:00までの長丁場。

いろいろ書こうかと思いましたが、もう眠いので(笑)
新しく知った言葉などをメモするだけ。
  • ProjectZERO(IBMさん発表)
     開発環境もブラウザで。この流れは以前からAjax関連に熱い
     会社から出てたりしますけど、どこまで実用性があるか。
     こういうのも紹介されました。
     http://www.afrous.com/

  • リッチクライアントが流行らない理由は、何と言っても「セキュリティだ!」(⇒ローカルリソースへのアクセス) とのご意見。 無条件なローカルアクセスを許してるリッチクライアントってあんまりないと思うけど…。
  • Live Search Mapsはだいぶ使えるようになってきたそうだ。(地図の会社を取り込んだそうで)
  • UIに関して1つ目。カーナビは、ビルをリアルに表示するのではなく、その裏側にある「道」こそ表示してくれ!
  • UIに関して2つ目。何でもかんでも一つの画面(サイドバーなど)に出ると、いくら連携して便利とは言えノイズになり、作業に集中できなくなる場面もある。マッシュアップの逆版も必要なのでは?
  • Silverlightではグラフ作成はしんどい。MSがグラフコンポーネントを出さないのは、コンポーネントベンダーのビジネスを成立させることによってMSも成立する、という政治的な理由が大。なのでは。
  • Silverlight製マインドマップがおもしろそう。マインドマイスターっていうのも紹介されました。ちょっとググッたら、いろいろあるんですね
  • BookExplorer。ランキングにあわせて本棚に並ぶUIと、「意外な発見」(≒出会い)というテーマが秀逸。
  • 実は、ブラウザでCUIベースのOSのようなことができるWebOSが紹介された時が一番盛り上がった(笑)。UIとかを一生懸命考えているところで、CUIが一番ウケたっていうのは皮肉(笑)。でもホントに「おぉっ!」と声をあげしまうほどの出来映え。XMLコンソーシアムWeekで発表されるそうなので、是非ご覧になることをお勧め。
  • 今さらながら、ダブリンコアの意味を初めて知りました。

いやはや、皆さんスゴイ。

ボクはというと、こうやって意識の高い人たちの集まるところへ
行って、妙に元気の出ない自分に喝を入れねばならんのですよ。ふぅ。

2008年4月24日木曜日

Linux周辺で気になるニュースいくつか

お久しぶりです。全然更新できてません。

さて、最近コンソーシアム関連および仕事関連(どちらかというと仕事の方が比重高い)でXMLと触れ合う機会が多くなりました。時間を見つけては勉強中ですが、さすがに勘が衰えたのか年をとってしまったのか、昔のようにはすんなり頭に入ってきません。悲しいなぁ。

さて、Linuxデスクトップ関連のニュースが少し出ているので、いくつか。

「Silverlight」のLinux版「Moonlight」、アドビのAIRと同等の機能を実現へ
http://japan.cnet.com/svc/nlt2?id=20371813

「LinuxユーザーのCurl利用拡大を図る」---米カール,勢いのあるUbuntu Linuxに対応
http://itpro.nikkeibp.co.jp/article/NEWS/20080418/299497/

一般個人向けデスクトップLinuxは開発しない - Red Hatが公式ブログで表明
http://journal.mycom.co.jp/news/2008/04/18/024/

アプリケーションのプラットフォームたるエンジン部分(MoonlightやCurl)がLinuxデスクトップへの対応を表明しているにも関わらず、Linuxデストリビューションの雄、Redhatがデスクトップ分野からの撤退表明(やっぱりWindowsに軍配っす、という表明?)。

マーケ的には「Linuxデスクトップを普及させるにはキラーアプリの投入!」という観点でアプリのプラットフォームをまずはLinux対応させて、そこからその上で動くアプリを充実させていく、というのは綺麗な流れではあるけど、そもそもの根っこが折れると相当痛い。

ただ、Redhatは降りたけど、Ubuntuは結構な勢いで伸びているので(このブログですら過去に取り上げたぐらいですから)、今後の勢力図がどういう風になっていくのか、ちょっと注目しておこうと思います。

PS.
http://d.hatena.ne.jp/curl/20080421#1208746848
「ITセレブな創業者」というUbuntuの表現に、なんだかしっくりきました(笑)

PS2.
たまには宣伝。IdbAは、JavaベースなのでもちろんLinuxでもわんさか動きます。

2008年3月30日日曜日

Antenna Project Start

Antenna Projectの参加メンバーが、ついに今日初めて顔合わせ。
土曜日にやるってところに、参加者の意気込みを感じます。

ボク以外全員、現役バリバリの技術者。
ボクはもうコードを書かなくなって3年近く経ってしまうので
技術的貢献は難しいだろうけど(ただでさえ兵(つわもの)ばかり
のプロジェクトだし)、自分なりの持てる力を発揮していければ、
きっと全体として前に進めるはず。

会社を飛び越えて横断的に集まったメンバーで、これから
どんな風に発展していくのかとても楽しみ。
こういう集まり方だからこそ生まれるパワーというのが
きっとあって、そのパワーはきっと計り知れない「何か」を
もっていて、新しい世界(アプリ?仕事?生き方?)を
産み出すんじゃなかろうか。
ひょっとしたら、こういう組み立て方が、ボクが理想と
思い描く世界を実現するための一番具体的な方法かも
しれない、とドキドキしてます。

そんな素敵なプロジェクトを立ち上げてくれたms2に感謝しつつ、
そんな世界の土台を築いてくれたms2と参加者に感謝しつつ、
参加できることに感謝しつつ、土曜日なのに参加させてくれた
奥さんに感謝しつつ、久しぶりにコードを見てニヤニヤして
みようと思います。

その前に、うまくいかないsvnを何とかせにゃ、
そもそもコードが見れんやないか。。。

2008年3月28日金曜日

meet the XML Consortium

ms2が面白そうな活動をWEBで発見し、教えてくれました。
XMLコンソーシアム Web2.0部会。
ここで今、Webサービス実証部会、XMLDB部会の3部会合同で
なにやら面白そうなことをしているそうです。

XMLコンソーシアム Web2.0部会

WebサービスのAPIを作成して、マッシュアップして、
クライアントで実装しようぜ!という流れになっているらしく、
であればLinuxコンソーシアム・リッチクライアント部会
として参加できないか部会リーダーの方に問い合わせたところ、
「大歓迎」と快諾をいただいたので、Curlの梅村さんも誘って
一緒に参加してみました。

最初にWeb2.0部会リーダーの野村さん(メタデータ)から
今回の活動内容の説明があり、その後、前回からの流れを
受けて議論が始まったわけですが。

It's all Greek.
思わず梅村さんと顔を見合わせてしまいました。

やりたいことは、XMLコンソーシアムのHPに溜まっている
コンテンツを公開するためのAPIを作成し、それを検索する
入り口を作り、さらにその検索においてGoogle Enterprise
Searchにできないことをやる!ということだそうです。

それをXMLコンソーシアムのイベント(6月初旬)までに
実装まで完成させる、ということらしいんですが、さすがに
3部会にまたがっていて役割分担しているので、調整だけでも
大変そうです。

勉強不足も祟って、ボクの頭上、それも遥か上空で飛び交う
議論ばかりだったんですが、最終的には当リッチクライアント部会も
Antennaをベースに協力することになりました。

まずは第一歩として何かしら良いアウトプットを出せれば
お互いWin-Winになるはず。
ちょいと頑張ってみようと思います。
進展あれば、またここで発表してく予定です。


興味をもった内容としては、Silverlight2.0のデモと
調査結果の発表があったんですが、結構突っ込んだところまで
いじくっておられたみたいで、勉強になりました。
やっぱりデータとビューのバインドはこれから(特にRIA系)の
開発言語では必須のデフォルト機能ですね。

その他、いろいろ学んだことはまた追々このブログで公開していきます。

それにしても、やっぱり本気でコミュニティやってる人たちの
パワーはすげーっす。いや、ボクも本気でやってはいますが、
技術畑で本気な人たちがぶつかると、火花がすごい。
久しぶりに熱い会合に参加したなぁ。

2008年3月25日火曜日

Adobeはどこで飯を食う?

ちょっと古い話になるが、前回のLinuxコンソーシアム リッチクライアント部会(3月12日開催)でいろんな話をしていると、「Adobeはいったいどこで儲けるつもりなんだろう」という話が出た。

バンバンばら撒いているAIRだって、あの開発には相当な開発費(投資)がかかっているはず。それを開発環境だけでペイするのは至難の業、というのは素人目にもわかる。

ではどこで稼ぐのか?

たぶん、アドビさんはさらに先を見ている。
以前このブログでもちょっと拾ってみたけど、アドビさんは
「すべてのアドビ製品をSaaSに」というのを掲げている。
http://kashi57move.blogspot.com/2007/12/blog-post_22.html

SaaSであったりWeb2.0であったり、Webサービス前提のインフラとリッチクライアントは絶対に親和性が高い。
ソフトウェアのSaaS的な利用が浸透した時、クライアントがWEBブラウザだと耐え切れない事態が発生するのは目に見えているので、そこに備えて今からクライアント(デスクトップ)を捕りにいっている。
という戦略なんじゃないの?と予想すると、ランタイムをばら撒いているのも、開発環境でチョコっとお金とってるのも納得がいく。

アドビはPhotoshopなどのキラーアプリを持っていて、それをSaaS的に月額制の低額料金で使えるならユーザーの裾野は爆発的に広がるはずだし、しかもパッケージ売りと異なる継続的に課金できるので、このモデルを実現するために、せっせと投資・啓蒙しているんでしょうね。

一方、MSさんはSilverlightを大々的に投入してデスクトップからWEB方面へ行ったけど、行き着くところはこれも同じで、結局SaaS的にキラーアプリたるオフィス製品を展開したいのでしょう。

となると、OpenOfficeをWEBで使えるというUlteo Online Desktopとかは結局商用との差別化が難しくなってしまう。
http://www.itmedia.co.jp/enterprise/articles/0712/13/news033.html

SaaSという次の世界でも、やっぱりOSSで事業をするのは難しいのだろうか。

そんな中、さぁGoogleは今後どんな手を打ってくる?

と思ってたら、折りよくこんな記事が。
「グーグルのアドビ買収はあり得るか」
http://www.atmarkit.co.jp/news/200803/17/eweek.html

さてどうなる、IT業界再編の荒波。

2008年3月17日月曜日

touch the Android

先週14日(金)、Linuxコンソーシアム 組込Linux部会のセミナーが品川の日立システムアンドサービスを会場に開催されたので、自社から歩いていけるボクは迷わずオープニングセッションの「Androidの実機への移植の実際」というタイトルにつられて参加しました。

富士通ソフトウェアテクノロジーズの近藤純司さんが講師。実際にデモ機を持ち込んで動かしてくれました。


動くものを見たのは初めて。やっぱりタッチパネルというのは実際に動きを見ると説得力があります。指1本で触ったときと2本で触ったときで動きを変えれたりして、思いっきり素人目線で言えば「よくあんな小さな機械でそんなことできるな~」と感心するばかり。
その上で実装するアプリも、夢が膨らみます。
講師の近藤さんはサンプルアプリとしてバーチャルキーボードを作っていました。ボクは単純なんで「すごいなー」と感心しながら見ていましたが、講演後ms2さんと会話したら彼は一歩踏み込んだ見解を持っていて「この人はほんと技術者だけの枠にゃおさまりきらねーな」とさらに感心しました。
詳細については、いつか彼のブログで読めるかもしれないし、読めないかもしれない。
あとは正直、講演内容はハード寄り過ぎてよくわかりませんでした・・・(知っている用語といえば「/dev(すらでぶ)」ぐらい)
いろいろ知りたい方は、近藤さんが講演で使用されたスライドの資料が3月21日にLinuxコンソーシアムのホームページからダウンロードできるようになるそうなんで、そちらをご覧ください。すいません。


モバイル端末に搭載されたLinuxカーネルの上で動くAndroid。
そして今やサーバ用途ではデファクトスタンダードとなったLinux。
サーバから、デスクトップをすっ飛ばしてモバイルへいってしまったLinux。
デスクトップLinuxが浸透するのはいつの日か?
Linuxデスクトップがダメだと思うたった一つの理由
このエントリーの、「できる」と「使える」は違うという観点に激しく賛同。
Linuxデスクトップは、「Windowsの機能に近付いても仕方ない」って方向で頑張るのがいい。

ショートカット:
Linuxコンソーシアム 組込Linux部会

2008年2月27日水曜日

テレビで動くウィジェット

ソニーの「アプリキャスト」に、ちょっと興味津々です。
http://www.sony.jp/products/Consumer/bravia/technology/applicast/

PCで動くガッチリしたリッチクライアント/RIAというのも好きですが、最近はライトウェイトな、軽~く動いて便利、というようなモノにも興味が。
antennaをきっかけに、よりPCの「一般ユーザ」というのに意識がいっているからかもしれません。

HPに書いてある「スポーツ番組を見ながら、明日の天気をチェック」というのはあまり意味がないと思うけど、テレビの番組内容に連動して表示内容を変えれるようなアプリであれば面白そう。番組表も配信されているわけだし、とりあえずその中の番組情報データ内にあるキーワードに関連する情報を表示する、というのは簡単そう。リモコンを使えるっていう意味でも、Wiiのような新しい操作感を持ち込めるかもしれない。

デブサミのイベントレポートで知ったんだけど、
http://www.atmarkit.co.jp/fwcr/special/devsummit2008/devsummit2008_2.html
アプリキャストSDKとエミュレータも近日公開される予定らしいので、公開されたら遊んでみよう。

2008年2月21日木曜日

@ITでちょこっと紹介してもらいました

最近エントリーがデブサミ一色ですが。
@ITリッチクライアントフォーラムで、Linuxコンソーシアム
リッチクライアント部会のことをちょこっと書いてもらえました。

RIA/リッチクライアントの明日はどっちだ?(3/3)

やっぱりこうやってイベントレポートに掲載してもらえると、
嬉しくて感動してしまいます。

日頃から部会活動に多大なご協力をいただいている
Curlの梅村さんや、ms2ジラッファの皆さん、
部会メンバーの方々に感謝の気持ちで一杯です!

アピールしていきたい(そしてコミッターも募っている)
部会発信のアプリ、antennaもあるので、今後も
さらに参加者に、業界に、社会に有益な部会となるよう
頑張っていきます。

2008年2月14日木曜日

技術話とは関係ないけど

13日、14日と目黒の雅叙園で開催されているデブサミに出展しているわけですが。
今日、あの、あのmasuidriveさんが当部会の出展ブースに来てくれました。
初の生masuidriveさん!大興奮!
そして、IdbAベースのツールを見てくれました。

デモする手も震えるっちゅうねん。

ちょうど回線状況が悪く、動きが鈍かったりしたんですが、コンセプトとメリットは伝えることができました。よかった。

ちなみにそのツールはこちらからダウンロードできます。
http://www.linuxcons.gr.jp/richclient/richclient_index.html


外部のWebサービスとインターナルなネットワーク(社内LAN等)のサービスをクライアントでまとめることに関しては、大いに反応してくれました。
やっぱりこれは臨まれていそうだ。>ms2

masuidriveさん、来月からアメリカに住むそうです。
やっぱり日本じゃなくて、アメリカなんですね。
ちょっと悲しい。
けど、日本人として頑張ってください的な。
そんな感じの応援は続けていこうと思います。

2008年2月8日金曜日

Developers Summit 2008に出展します

翔泳社さん主催のDevelopers Summit 2008Linuxコンソーシアムも出展します(コミュニティとして)。
2月13日には、リッチクライアント部会もコミュニティステージの方で講演します。ボクと、もう一人の部会リーダーCurlの梅村さんと半分ずつ話す予定です。
講演では、IdbAベースのおもしろいツールと、Curlで作ったイケてるツールのデモをするので、お時間ある方は是非お越しください。
コミュニティスペースの方でブース(テーブル)も出してますので、こちらにも是非。冷やかし歓迎です。

2008年1月31日木曜日

GPL v3 クイズ

SugarCRMのサイトでGPL v3クイズをやっていたので、挑戦してみました。

http://www.sugarforum.jp/cgi-bin/tqquiz.cgi?genre=gplquiz


ボクの結果は70点。
Linuxコンソーシアム運営委員としては、落第点か・・・(--;

2008年1月27日日曜日

TSUBAME

ようやく新年最初のエントリー。
あけましておめでとうございます(遅)。
今年は、最低でも週に2回はここにエントリーしようと思っていたのにいきなり破ってしまいましたが、なんとか今週からはせめて自分で決めたルールぐらいは守っていこうと思います。


さて、去る1月15日(月)にLinuxコンソーシアム サービス部会の企画で「スーパーコンピュータを見学に行こう!」というものが開催されまして、
これまでまったく見た「スーパーコンピュータ」の響きに興味深々で手を挙げて見に行きました。

見に行ったスパコンは、東工大にある「TSUBAME」(グリッドシステム)。
Tokyo-tech Supercomputer and UBiquitously Accessible Mass-storage Environmentの略だそうです。
東工大のシンボルマークであるツバメともかけているそうで。

まずは、TSUBAMEプロジェクトの責任者である東工大の松岡聡教授に10分ほどのビデオとスライドの説明を1時間ほど受けました。
ボクはハード面はからきし弱いので、56.43TeraFlops(2007年11月時点、現在は83.xxTeraFlopsだとか)と言われても
それがどれぐらいスゴイのか感覚的に理解できないんですが、日本では4期連続No.1、世界でも性能的には5位と6位の間に入るそうです。
(ちなみに上位は全部USAでした)

さて、そんなボクが書けるところと言えば、文系目線なトピック的なところばかり。
とりあえず見たもの、聞いたこと等を羅列してみます。
・TSUBAMEの目標:「計算の速さNo.1」+「データセンターとして運用」
 ⇒研究色が強いのかと思っていましたが、実運用もきちんと見据えて開発を進めているそうで、産学のアライアンスのホスティングに使おう!という思想は素晴らしいと思いました。
・「みんなのスパコン」
 ⇒学生が気軽にスパコンを使える環境を用意することで、将来の技術者を育成していくそうです。素晴らしい。
・環境問題
 ⇒CO2排出量:1日でF1レース一回分に相当(!)
 ⇒電力使用量:具体的な数値は聞きそびれてしまいましたが、他のスパコンに比べてコストパフォーマンスは10倍ほど。
 ⇒いずれも継続課題として環境面への問題へは取り組んでいくそうです。
・設置環境
 ⇒東工大の中にあるセンターに設置。1階にストレージ群、2階にCPU群が配置されている。
 ⇒100平米に7,000CPUがあり、集中冷却。やはり一番の敵は「熱」。

以下、撮りまくってきた写真の中からいくつかご紹介(クリックすると大きな画像が表示されるはずです)。

アジアNo.1の証。


入口。「保健室」ぐらいの勢いで書かれた「スーパーコンピュータ室」


1つのブレード内にこれだけメモリ、CPUが刺さってます。


それがこれだけ並んだらそりゃスゴイ。とりあえず皆で撮影大会。


この部屋は通常のマシン室より温度高め。それもSunのマシンが26度でも安定稼動する優れものだから。
これによって冷却エネルギーの消費を抑え、環境面にも一役かってるそうです。すごいぞ、サンマイクロシステムズ!


しかしこの配線、すごいゴッチャリ感。


2台もの扇風機で冷却されているラック。こいつは大物に違いない。


やはり大物。線がワシャーっと。


ほとんどプレデター。


一番意外に思った「加湿器」の存在。(冷却のための)空調を使い続けていると空気が乾燥して静電気が発生してしまうため、それを防ぐために湿度を保つことが重要だそうです。
初めて知りました。



そんなわけで、すいません、何ともオバカなレポートになってしまいましたが、貴重なものを拝見させていただきましてサービス部会と東工大に感謝です。