2011年4月1日金曜日

【読書】Twitter社会論(…えぇ、今さらですが)

Twitter社会論 ~新たなリアルタイム・ウェブの潮流 (新書y)
今回の震災で、電話より、メールより、Twitterが(使える人にとっては)最も優れた通信手段となったことを実感した方も多いんじゃないでしょうか。
ボクは、布袋ファンを20年近くやってまして、そんな布袋さんが、フォロワーから依頼された安否情報を積極的にRTしていて、そのおかげで「無事連絡が取れた」というシーンも何度もTLで目撃しました。フォロワー数が多いとそれだけ多くの人にリーチできる可能性が高まる、というシンプルながら強力なパワーを目の当たりにして、「これがTwitterの底力か…」と思い知った気がしています。


と、言うようなことは既に1年半前に津田さんが「社会論」としてまとめてくれています。
実は、いつ頃だったか、AppStoreでiPad対応Delux版なるものが半額以下(350円)で叩き売りされていることを津田さんのツイートで見つけたので勢い買ってみたんだけど、なかなか読む時間もなく、そうこうしているうちに今回の震災。少し落ち着き始めた頃に、仕事場へ向かう電車内で読み始めたらあっという間に読み終えたんだけど、このタイミングで読むと完全に「これは預言書?」と思ってしまう。
中国の四川大地震でTwitterがその威力を発揮したエピソードを題材にしているから、っていうのもあるけど、「今」とリンクしすぎていて一種の気味悪さすら感じてしまいました。

とはいえ、内容としてはビジネス面、政治面等におけるTwitter活用事例と展開案、活用にあたって注意すべき点などが提示されていて、いやはや、見事に「社会論」としてうまくまとまっているように思いました。

それから、Delux版だけなのかな、おまけがボリューム満点で、これで350円はかなりお得。東浩紀さんの解説とか、噛みごたえあります。
あと、読み終わった後、なんか津田さんのこと好きになってますw(個人差あり)。



余談だけど、特に震災で一気にTwitterが膨れ上がった時、よく著名人に絡む完全に頭おかしいツイートをしてる人が以前に増してワラワラと出てきた印象があるんだけど、そういう「よくわかってない人」が目に付くようになってくると「いよいよキャズム超えたな」って思いますね。

ところで、わけのわからない絡み方をしている人のプロフィールとかをチラチラと見ると大抵、「フォロー数:フォロワー数=3:2」ぐらいの感じで、フォロー数は50前後が多いような気がします。そういう人を見かけたら、ちょっと気を付けた方がいいかもね・・・
ってアレ?
それ、俺のコト!?


それにしても、この大量アクセスが続く中、全然サーバー落ちないよね、Twitter。
それがすごい。ありがとうTwitter(話をそらす)。

0 件のコメント: