2011年1月22日土曜日

「ソーシャル・ネットワーク」観てきました

遅ればせながら、本日ソーシャル・ネットワークを観てきた。

レビューとしては、Androbookで有名な村上さんのブログ(映画「ソーシャルネットワーク」を見て思ったライブドア事件とダブった旧メディアの表現方法)がとても素晴らしいと思うので、是非読んでみるといいと思います。

さてボクの感想としては、「ワクワクして面白かった」。って先の村上さんの感想と同じなんですが、いやもう、まったく同感でこの業界の人は面白く観れると思う。

至極個人的には、Facebookの共同創業者であり起ち上げ当初のCFO、エドゥアルドのキャラクター設定が自分自身にすごくダブって思えた。
掟破りに急成長するFacebookを、彼はビジネス担当として定石通り広告モデルで稼ぐ、という言わば「常識の枠内」でビジネスにしようと考えていたし(ザッカーバーグは「クールじゃない」と一切拒否)、ザッカーバーグが一足飛びに走り出している時に、彼は足で一生懸命スポンサーを探す、という「普通の」営業方法を頑張った(「頑張った」が、「結果」はついてきておらず、その結果足を引っ張っている形となってしまっていた)。
ナップスターの創業者であり、破天荒で「若きIT長者」なイメージをまんま具現化したようなショーンに(リスキーと知りつつ)深く共鳴するザッカーバーグと、それに反発するエドゥアルド。
やっぱりそんなエドゥアルドがなんだか自分にダブる感じがして、観ていて少し辛くなった…。


この映画は、決してFacebookそのものを語っているわけではなくて、何なら「IT寵児」みたいに言われる人なら誰でも当てはめてしまえそうな脚本だと思う。
タイミング的に、Facebookが日本でもいよいよ盛り上がりつつある今だから面白い、というのもあるかと思うけど、これまでいろんな所で囁かれる話からイメージするだけだった「若きIT長者の紆余曲折ストーリー」がこうして映画として描かれたのは、一つの「生き方」を提示するものとして意義あるものだと思う。
起業とか、自分でビジネスを創るとか、そういうことを知らない・興味がない人たちにとって、それがどんなにエキサイティングか(あるいは「胡散臭いか」w)を追体験できるんじゃなかろうか。
日本では(?)、所謂IT業界にいたって所詮サラリーマンSE/プログラマーがほとんでで、「VCって何?」と言う人は多いから、これはIT業界の話というよりは、起業家の話、として捉えるのが正解だと思う。

そういえば、先述のショーン(ちなみにジャスティン・ティンバーレイク)が、一晩を共にした女子大生に「仕事は?」と聞かれて「起業家だよ」と言うと、「あぁ、失業者ね」と返されているシーンがが非常に印象深かった。


いずれにしろ、観終わった後で強烈に「オレも何かWEBサービスを作りたい!」と思った。そう思ったのはボクだけではないはず。自分が作ったサービスのユーザーがみるみるうちにどんどん増えていったら、そりゃもうお金じゃ変えないような興奮を覚えるだろうなぁ・・・と。想像しただけでもうヤバイ。
というわけで、ぜひ観ると良いと思います。

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