2010年10月25日月曜日

【どうでもいい話】システム開発現場あるある

システム開発の現場で、よくある風景。

シンガーソングプログラマー


システム開発に従事する職種の人は、独り言が結構多いようだ。ディスプレイに向かって「あ、そっか」「えー、どゆこと?」と語りかけつつキーボードをカタカタと叩く人が意外とどの現場にもそれなりの数でいたりする。中には「せおあs・・・がせ・・・あfせじょあ(聞き取れない言葉)・・・フフフ・・・」と最後はPCと心を通わせて微笑んでいるような強者もいる(今、ボクの視界の右端にギリギリ入っている人)。
ところが最近は(昔から?)そんな強者も顔負けの、キーボードをカタカタと打ちながら鼻歌を歌っている人もチラホラと散見される。しかもその歌はいったい何の歌なのかさっぱりわからない。ただひたすら延々と続くメロディ。後から本人に「何の歌だったの?」と尋ねてみても「え?何が?」と自覚症状がないため、相当な集中力を発揮した場合に自然と溢れ出ている可能性が高い。
ボーカロイドが生まれ、初音ミクが流行する背景には、こういったシンガーソングプログラマーの存在が関係しているのかもしれない。

タッチ&ゴークエスチョン


多くの開発現場は、朝の業務開始時間にルーズだ。たとえば10時開始の現場であれば、プロジェクト開始当初は10時にメンバーは揃うものの、だんだんとスケジュールが押してきて帰宅が遅くなるにつれて、自然と朝のメンバー集合時間も10時10分、10時半、11時・・・とずれ込んでいく。そしてたまに「もうお昼じゃん?」という11時半過ぎとかに来ちゃうようなのも出てくる(ボクのこと)。
ただ、さすがにあまりに遅くなると罪悪感もあるのだろう、「ものすごく急いでやってきた感」を出しながら現場に入ってくる人が結構多い。「遅れてきたけど、急いできたから!」みたいな無言のアピールで周囲を圧倒する作戦だ。
そしてさらに進化すると、遅れてきたことを突っ込まれないようにするために自ら仕掛けるパターンもある。
急いだ感を演出するためにバタバタと必要以上に大きな音で事務所に到着して鞄を置くやいなや、他のメンバーの机へ歩み寄って「昨日作った資料の置き場所、あれからちょっと変更したんですけど見てもらってます?」といきなりクエスチョン。これで「何で遅れたの?」という質問を、かわすどころか抑え込むことができるのだ。あなたも、現場に遅れてしまった時には試してみてもらいたい。
(ちょっと真面目な話を挟んでおくと、先日勉強会で「朝会が結構大事」なんてのを聞いた。)

背後霊


システム開発関係者、特にプログラマーには内気でシャイな人が多いようだ。そういう人は、自分からコミュニケーションを取ることが苦手なため、人に話しかけることはあまりない(誤解のないように付け足しておくと、もちろんコミュニケーションスキルが高いプログラマーもいる)。
しかしいくら苦手とはいえ、仕事をしていれば質問したり確認したり報告したりする必要があるため、話しかけなくてはいけないシーンはある。そんなとき、極度にシャイな人は大抵、その人の席の斜め後ろ辺りに立って、気付いてくれるまで待つというスタイルだ。ほぼ、背後霊である。
今日もどこかの開発現場で、開発プロジェクトのマネージャーの後ろに背後霊が・・・。
もし開発現場で背後霊を見かけたら、一生懸命職務を果たそうとしている彼/彼女に対して気さくに「どうしたの?」と声をかけてあげてほしい。

謎の人物、システムさん


まったくのド新人ちゃんが、配属された現場で先輩開発者どうしの会話を聞きながら思う疑問。「『システムさん』って誰?」。
例えばこんなシーン。

開発者A「あれ、このPC、開発用サーバーが見えないよ?」
開発者B「あぁ、hostsファイルに開発サーバーの宛先追加しといて」
開発者A「そゆこと?オッケー。あ、hostsってどこにあるんだったっけ?」
開発者B「システムさんにー」
開発者A「あぁ、システムさんにー、か」

新人ちゃん「ん?『システムさん』に聞けってことかな…?誰か他のシステムさんにお任せするということだろうか…。ってか、アンタらが『システム屋さん』なんじゃないの?自分で出来ないのかしら!情けない!」

ご存知のように、「システムさんにー」=「C:\Windows\System32」フォルダのことであるが、新人ちゃんやWindowsに詳しくない人にはわからないので、このようにあらぬ誤解を受けてしまうこともある。注意されたし。

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