2008年3月30日日曜日

Antenna Project Start

Antenna Projectの参加メンバーが、ついに今日初めて顔合わせ。
土曜日にやるってところに、参加者の意気込みを感じます。

ボク以外全員、現役バリバリの技術者。
ボクはもうコードを書かなくなって3年近く経ってしまうので
技術的貢献は難しいだろうけど(ただでさえ兵(つわもの)ばかり
のプロジェクトだし)、自分なりの持てる力を発揮していければ、
きっと全体として前に進めるはず。

会社を飛び越えて横断的に集まったメンバーで、これから
どんな風に発展していくのかとても楽しみ。
こういう集まり方だからこそ生まれるパワーというのが
きっとあって、そのパワーはきっと計り知れない「何か」を
もっていて、新しい世界(アプリ?仕事?生き方?)を
産み出すんじゃなかろうか。
ひょっとしたら、こういう組み立て方が、ボクが理想と
思い描く世界を実現するための一番具体的な方法かも
しれない、とドキドキしてます。

そんな素敵なプロジェクトを立ち上げてくれたms2に感謝しつつ、
そんな世界の土台を築いてくれたms2と参加者に感謝しつつ、
参加できることに感謝しつつ、土曜日なのに参加させてくれた
奥さんに感謝しつつ、久しぶりにコードを見てニヤニヤして
みようと思います。

その前に、うまくいかないsvnを何とかせにゃ、
そもそもコードが見れんやないか。。。

2008年3月28日金曜日

meet the XML Consortium

ms2が面白そうな活動をWEBで発見し、教えてくれました。
XMLコンソーシアム Web2.0部会。
ここで今、Webサービス実証部会、XMLDB部会の3部会合同で
なにやら面白そうなことをしているそうです。

XMLコンソーシアム Web2.0部会

WebサービスのAPIを作成して、マッシュアップして、
クライアントで実装しようぜ!という流れになっているらしく、
であればLinuxコンソーシアム・リッチクライアント部会
として参加できないか部会リーダーの方に問い合わせたところ、
「大歓迎」と快諾をいただいたので、Curlの梅村さんも誘って
一緒に参加してみました。

最初にWeb2.0部会リーダーの野村さん(メタデータ)から
今回の活動内容の説明があり、その後、前回からの流れを
受けて議論が始まったわけですが。

It's all Greek.
思わず梅村さんと顔を見合わせてしまいました。

やりたいことは、XMLコンソーシアムのHPに溜まっている
コンテンツを公開するためのAPIを作成し、それを検索する
入り口を作り、さらにその検索においてGoogle Enterprise
Searchにできないことをやる!ということだそうです。

それをXMLコンソーシアムのイベント(6月初旬)までに
実装まで完成させる、ということらしいんですが、さすがに
3部会にまたがっていて役割分担しているので、調整だけでも
大変そうです。

勉強不足も祟って、ボクの頭上、それも遥か上空で飛び交う
議論ばかりだったんですが、最終的には当リッチクライアント部会も
Antennaをベースに協力することになりました。

まずは第一歩として何かしら良いアウトプットを出せれば
お互いWin-Winになるはず。
ちょいと頑張ってみようと思います。
進展あれば、またここで発表してく予定です。


興味をもった内容としては、Silverlight2.0のデモと
調査結果の発表があったんですが、結構突っ込んだところまで
いじくっておられたみたいで、勉強になりました。
やっぱりデータとビューのバインドはこれから(特にRIA系)の
開発言語では必須のデフォルト機能ですね。

その他、いろいろ学んだことはまた追々このブログで公開していきます。

それにしても、やっぱり本気でコミュニティやってる人たちの
パワーはすげーっす。いや、ボクも本気でやってはいますが、
技術畑で本気な人たちがぶつかると、火花がすごい。
久しぶりに熱い会合に参加したなぁ。

2008年3月25日火曜日

Adobeはどこで飯を食う?

ちょっと古い話になるが、前回のLinuxコンソーシアム リッチクライアント部会(3月12日開催)でいろんな話をしていると、「Adobeはいったいどこで儲けるつもりなんだろう」という話が出た。

バンバンばら撒いているAIRだって、あの開発には相当な開発費(投資)がかかっているはず。それを開発環境だけでペイするのは至難の業、というのは素人目にもわかる。

ではどこで稼ぐのか?

たぶん、アドビさんはさらに先を見ている。
以前このブログでもちょっと拾ってみたけど、アドビさんは
「すべてのアドビ製品をSaaSに」というのを掲げている。
http://kashi57move.blogspot.com/2007/12/blog-post_22.html

SaaSであったりWeb2.0であったり、Webサービス前提のインフラとリッチクライアントは絶対に親和性が高い。
ソフトウェアのSaaS的な利用が浸透した時、クライアントがWEBブラウザだと耐え切れない事態が発生するのは目に見えているので、そこに備えて今からクライアント(デスクトップ)を捕りにいっている。
という戦略なんじゃないの?と予想すると、ランタイムをばら撒いているのも、開発環境でチョコっとお金とってるのも納得がいく。

アドビはPhotoshopなどのキラーアプリを持っていて、それをSaaS的に月額制の低額料金で使えるならユーザーの裾野は爆発的に広がるはずだし、しかもパッケージ売りと異なる継続的に課金できるので、このモデルを実現するために、せっせと投資・啓蒙しているんでしょうね。

一方、MSさんはSilverlightを大々的に投入してデスクトップからWEB方面へ行ったけど、行き着くところはこれも同じで、結局SaaS的にキラーアプリたるオフィス製品を展開したいのでしょう。

となると、OpenOfficeをWEBで使えるというUlteo Online Desktopとかは結局商用との差別化が難しくなってしまう。
http://www.itmedia.co.jp/enterprise/articles/0712/13/news033.html

SaaSという次の世界でも、やっぱりOSSで事業をするのは難しいのだろうか。

そんな中、さぁGoogleは今後どんな手を打ってくる?

と思ってたら、折りよくこんな記事が。
「グーグルのアドビ買収はあり得るか」
http://www.atmarkit.co.jp/news/200803/17/eweek.html

さてどうなる、IT業界再編の荒波。

2008年3月17日月曜日

touch the Android

先週14日(金)、Linuxコンソーシアム 組込Linux部会のセミナーが品川の日立システムアンドサービスを会場に開催されたので、自社から歩いていけるボクは迷わずオープニングセッションの「Androidの実機への移植の実際」というタイトルにつられて参加しました。

富士通ソフトウェアテクノロジーズの近藤純司さんが講師。実際にデモ機を持ち込んで動かしてくれました。


動くものを見たのは初めて。やっぱりタッチパネルというのは実際に動きを見ると説得力があります。指1本で触ったときと2本で触ったときで動きを変えれたりして、思いっきり素人目線で言えば「よくあんな小さな機械でそんなことできるな~」と感心するばかり。
その上で実装するアプリも、夢が膨らみます。
講師の近藤さんはサンプルアプリとしてバーチャルキーボードを作っていました。ボクは単純なんで「すごいなー」と感心しながら見ていましたが、講演後ms2さんと会話したら彼は一歩踏み込んだ見解を持っていて「この人はほんと技術者だけの枠にゃおさまりきらねーな」とさらに感心しました。
詳細については、いつか彼のブログで読めるかもしれないし、読めないかもしれない。
あとは正直、講演内容はハード寄り過ぎてよくわかりませんでした・・・(知っている用語といえば「/dev(すらでぶ)」ぐらい)
いろいろ知りたい方は、近藤さんが講演で使用されたスライドの資料が3月21日にLinuxコンソーシアムのホームページからダウンロードできるようになるそうなんで、そちらをご覧ください。すいません。


モバイル端末に搭載されたLinuxカーネルの上で動くAndroid。
そして今やサーバ用途ではデファクトスタンダードとなったLinux。
サーバから、デスクトップをすっ飛ばしてモバイルへいってしまったLinux。
デスクトップLinuxが浸透するのはいつの日か?
Linuxデスクトップがダメだと思うたった一つの理由
このエントリーの、「できる」と「使える」は違うという観点に激しく賛同。
Linuxデスクトップは、「Windowsの機能に近付いても仕方ない」って方向で頑張るのがいい。

ショートカット:
Linuxコンソーシアム 組込Linux部会