2008年6月25日水曜日

えきねっと・・・使いにくい

※今日は、ただの文句。

週末に友人の結婚式があるので、久々に大阪に帰る。
新幹線で帰るので、これまた久しぶりに「えきねっと」にアクセスしたら、システムが新しくなっていた。

が、新幹線の路線検索が非常に使いにくい。
ボクはテキストフィールドに直接「品川」だとか
「新大阪」だとか入力して検索したいんだけど、新しいえきねっとはアニメーションするFlash画面でマウスでのクリックを求める。

基本的にキーボードのみで作業するのが好きなので、マウスに手を伸ばさないといけないのは非常に面倒。
なぜ両方のインターフェースを用意しなかったんだろう?


さらに、JRのいろんなサービスのIDを統合できる新しいサービス「My JR-EAST」なるものができていて、それに移行しなきゃいけないような案内があったので頑張って入力して手続きしたけど、クレジットカード情報が既にえきねっと側で登録されているから、とか言われてうまく登録できない。

結局、ネットで新幹線の予約ができない。


システムを新しくするのはいいけど、使いにくく、わかりにくくなるのは、とてもいただけない。
仕方ないので、明日、窓口で買うことにする。

2008年6月21日土曜日

なぜSOAは普及しないのか

今日、ある調査会社の方と話す機会があって、表題の件について「完全に私見ですが」と前置きしつつ会話した。

ボクが思うに、結論として「SOAは、ついぞ普及しない」。
原因は、以下の2つ。
1.業務をSOAで必要となるサービスレベルまで落としこめるアーキテクトがいない
2.SOAが浸透している米国とは文化的土壌があまりに違う

1について。
SOAの目指すところ、それは企業内の全体最適あるいは部分最適であったり、業務効率化であったりするわけですが、これらを実現しようと思うと当然、現場レベルでのボトムアップ的な目線と、経営側から見たトップダウン的な目線が必要(特に日本の場合はシステムを利用するユーザ優先なので、ボトムアップ的な目線が重要)なわけです。そこへさらに、その時点で最善と思われるSOA関連技術を熟知しつつ、システム構築の際に勘所となる「肝」を押さえたIT技術者(広義)が必要なわけです。
そんな人、日本に何人といるのでしょうか?

例えば米国の場合、SI企業というのがほとんどありません。米国は、企業が自社内部に情報システム部門を整えているのが普通であり、そこが社内のシステムを構築していくからです。この場合、企業のシステム部門なので、自社内の業務や、それこそ企業文化、システム構成については熟知しているわけです。それも、システム部門で働くIT技術者が。というわけで、上記条件、クリアしています。

これが、そのまま、原因の「2」に繋がります。
さらに米国は「パッケージに業務を合わせる」ということに抵抗感がない風土だそうで、なおさら新しいシステム導入のハードルが低い。日本のように「既存のシステムと見た目や操作感を変更せずに実現するんだ!」といった不毛な努力(とは言い過ぎかもしれませんが、大抵不毛なことが多い)は不要です。

このところ、この分野でのキーワードはすっかり「SaaS」がもっていっていますね。
日経ソリューションビジネスに載っていたデータを見ると、
「ユーザー企業のSaaSの認知度は43%、利用意向は73%と非常に前向き」
(出所:マーケティングビジョン研究所/2007.5.10)
とのことで、確実にユーザ企業まで浸透していきそうな気配はありますが、それはSOAが騒がれ始めた頃も同じ状況でした。
そこで、約1年後である2008.3.31発表のデータ(出所:「コンピュータソフトウェア協会(CSAJ)SaaS研究会」)を見ると、
「中小企業のSaaS利用意向は約2割」と、やはり浸透には時間がかかりそうな気配があります。
(対象を中小企業に絞っているから、というのもあるかもしれませんが)

ただ、このアンケートの回答者が考えるSaaSのメリットが興味深くて、
■メリット
1.初期コストが安い
2.運用コストが削減できる
3.導入までの期間が短い
4.ネット接続PCとブラウザがあれば利用できる
5.使えないと思えば解約できる
6.自社システム構成を考えなくてよい
 :
といった内容。これらはひっくり返すとSOAのデメリットに、そのままなると思いませんか?

1.初期コストが高い
2.運用コストも高い
3.導入までの期間がすごく長い
4.(場合によっては)いろんなソフトが必要
5.一度構築したら(償却するまでは)使わないと。
6.自社システム構成を熟知した上で変更にTRYしないといけない…


システム構築は「軽く・早く」、という時勢とは、どう考えても逆行してしまっているのは否めない感があります。

あと、「効率化・生産性の向上なんて言いますけど、そんなの目に見えない。効果が見えにくいしコストも見えにくい、そんなものにユーザ企業がお金を出しますかね?」という毒を最後にはいてみたところ、結構刺さったみたいです。

これからSOAに関するアンケートを実施するそうですが、是非とも結果を伺ってみたいです。
ちなみに、「SOA実施率は8.4%で大企業が中心」(出所:IDC Japan/2007.11.12)です。
日本は「事例がすべて」のIT社会なので、これが大企業を中心に30%ぐらいになってくると、また状況は変わるんでしょうね。

それから、せっかく「SaaS」という言葉が浸透し始めているのに、「PaaS」とか「XaaS」とか新しい言葉を出して遊んでるIT業界のマーケッターは、ほんと、そういうのやめてください。混乱して発展が止まるだけです。きちんと技術的土台(開発の現実)を理解した上で、言葉を作ってくださいね。


それ以外にもいろんなことを話しましたが、長くなりすぎたのでそれはまた別の機会に。

2008年6月19日木曜日

Eclipse 「JVM terminated. Exit code=-1」

昨日開催したLinuxコンソーシアム リッチクライアント部会(議事録)で、
先日のXMLコンソーシアムWeekで失敗してしまったAntennaのデモのリベンジをしようと思って Eclipse を起動しようとしたところ、いきなりダイアログが出て

JVM terminated. Exit code=-1

と言われ、起動しない。つい先日まで問題なく動いていたのに。

仕方ないのでms2さんに無茶ぶりし、結局ボクはリベンジできぬままms2さんがプレゼン(実装した本人がプレゼンすることになったので、結果的にそれで良かったかも。なんて無茶ぶりしたことを棚にあげて思ったり)。

今日、少し時間が空いたので調べてみると、やっぱり同じような方がいた。
http://kanonji.blog4.fc2.com/blog-entry-173.html

ここに記載してある通りに、ボクの eclipse.ini の中にあるJVMに対するメモリ関連項目の記載を削除してみた。
削除したargumentsは以下。
-vmargs
-Xms40m
-Xmx256m

すると、すんなり起動成功。

元ネタの内容を読んでいると、原因として「常駐ソフトとの相性」というのがあるみたいだけど、最近常駐ソフトなんて新しくインストールしてない。
まったく謎のままです。。。

■2008.6.20追記
逆に、今日新しく常駐ソフト「ArtTips」をインストールした後、試しにメモリに関する記載を復活させてみたところ、普通にEclipseが起動しました。謎は深まるばかり。

■2010.7.1追記(2年後て…)
新しい開発環境でやはりeclipseが起動しない(スプラッシュが一瞬でて落ちる)ので、同じようにiniファイルからメモリ関連を削除したところ起動。その後、試しにArtTipsもインストールしてみたが、やっぱり起動せず。ArtTipsが云々、というわけではないようです。当たり前か。

2008年6月18日水曜日

「シリコンバレーにいる意味は少ない」のか…

「シリコンバレーにいる意味は少ない」 “オタク”米国人、Yahoo!からソニーへ
http://www.itmedia.co.jp/news/articles/0806/16/news007.html

「シリコンバレーにいる意味が少なくなっている」とも感じ始めた。ブログやSNS、メッセンジャーなどさまざまなコミュニケーションツールが普及し、どこにいても情報共有できるようになったためだ。

SNSとかでどこでもコミュニケーションが取れるようになるっていうのはわかるし、それは梅田望夫さんも言ってるところではあるけど、やっぱり前提条件として、SNSとして知り合いになるための人脈っていうのはオフラインで築くべき、というか、その方が早いと思う。
それに、シリコンバレーにいるってことは、隣の人や近くに集まる人が面白そうな話をしているのを小耳に挟むことができる可能性が高いってことだと思う。
一見、自分に興味の無さそうなものも、話す人によって自分にインスピレーションを与えてくれたりする例もあるし、オフラインでの人の繋がりというのは価値があると思う。

だから、シリコンバレーにいる意味が少ないっていうのは、「ある程度人脈もできて、自身の具体的な方向性まで決まれば」意味は少ないだろうけど、そうでなければ意味はあるはず。

というか、あってほしい。
せっかく一生懸命Podcastで英会話レッスン番組を聞きまくってるいるのに。

2008年6月14日土曜日

お気に入りアイコンの設定

ボクが勤めている会社、サイオのロゴが変わりました。
そこで、ホームページを一新しようと思っているわけですが、先立って「お気に入りアイコン」を変更しようと思い立ちました。

その方法を調べようとググったら早速、ハウツーのページがあったので、ササっと流し読みして作ってみました。

ただ、ボクの悪い癖で自分の目に付いたものを優先的に拾い読みしてしまうので、GIF形式のファイルの拡張子を単純に「ico」に変更しただけで完了、と思い込んでしまっていて、Firefoxではうまく表示されるけどIEでは全くアイコンが変更されない。
ちょうど近くにいたms2さんが「画像ファイルはBMP形式にしないと無理。一応規格ではGIF等でもOKだけど、MSがBMP形式で始めた慣習が今でも残っちゃってて、Firefoxは正しく処理するけどIEはダメ。って以前どこかで読んだ気がする」と神の声をさずけてくれ、よくよく先のハウツーページを見たら、きっちり「画像ファイルを変換しましょう」と書いてありました。

で、そのアイコン用画像ファイルfavIconを作ってくれるオシャレなWebサイトもあるんですね。
http://www.html-kit.com/favicon/

流し読みには気をつけましょう(ボクだけですね)。

(追記 6/20)
本文で紹介したハウツーページ、いつの間にか(この数日の間に)消えてしまっていました。
代わりに、とりあえず消えることがなさそうな@ITのページへのリンクをはっておきます。
「IEのお気に入りメニューに表示されるアイコンを設定する」
http://www.atmarkit.co.jp/fwin2k/win2ktips/776favicon/favicon.html

2008年6月7日土曜日

XMLコンソーシアムWeek終了

XMLコンソーシアムWeek、無事終了!
今日の「Antenna for XMLコンソーシアム」のデモは、せっかくms2さんに素晴らしい実装をしてもらったのに、いざ本番でなぜか動かなくなり、見せ所を失ったまま終わってしまいました(:_;)
このリベンジは、次回のリッチクライアント部会で・・・!
ms2さん、ホントごめんなさい。

とりあえず部会メンバーの皆さん、XMLコンソーシアムさんのご協力のお陰で無事乗り切れました。IT業界のマドンナ、田原XMLコンソーシアム副会長(IBM)とも少しだけお話できたし、部会としても個人的にも実り多い時間でした。

ただただ、オオトリで失敗したデモが悔やまれる・・・。

(追記)
レポートはこちらから

2008年6月4日水曜日

XMLコンソーシアムWeekデモ、密かにピンチ脱出

今日はXMLコンソーシアムWeek2日目。
リッチクライアント部会として講演の機会をいただき、(ボクの段取りの悪さが露呈して講演者交代の際にグダグダになってしまいました…)デモしてまいりました。

ボクはSilverlightのLinux版実装であるMoonlightのデモ担当。
先立って日立ソフト宮崎さんがSilverlightの解説講演で表示したものと同じデモを、Moonlightでも実施。
「ほら、こんなにサクサク動きます」
と、動きの悪いMoonlightのデモをご覧いただき、一部で笑いをいただくことができました(そこが目標か!?)


しかしこの、5分足らずのデモに向けて、実はとんでもない冷や汗をかいておりました。
16時過ぎからの講演に向けて、会場で他の方のセッションを聞きながら準備していたのですが、その最中にとんでもないことに気付いてしまったのです。

ボクがやるのは、SilverlightのLinux版実装。
当然、Linuxマシンで動かさないといけないので、とりあえず環境としてWinノートに入れているVMWare上のUbuntu Linux 7.10を使い、Firefoxに Moonlightを突っ込んでデモすることにしていました。

ボクのプレゼン時間は短いので、スライドからすぐにデモへ移れるように、と思い、事前に表示するSilverlightを使ったページを表示させとこうと思い、準備を始めました。
悲劇は、この事前準備が必要だということに、当日の会場で気付いてしまったこと。

当然、セミナー会場で受講しているボクに、自分のPCのネットワークへの接続環境なんてありません。
なので、準備するには
1.VMWare Playerを起動
2.VM上のUbuntu Linuxを起動
3.UbuntuのFirefoxを起動
4.ホストOSであるWindows側で、FOMAを使ってネットに接続
5.Ubuntu(ホストOSのネットワークを利用してネットへ接続)でSilverlightページへアクセス
6.動作確認、ページを閉じずに待機
となるわけです。

が。

2の時点でVMWareがエラーを表示。
「ホストOSがネットワークに繋がっていないから、ゲストOS(Ubuntu)もネットワークに繋げない」
とのこと。

とはいえ、オンデマンドで、Ubuntuが起動した後もWindows側でとにかくネットに繋いじゃえば何とかなるだろう、なんて思っていたら、どうやらネットワーク関係の処理は初期起動時にOn/Offで決まってしまうらしく、結局ネットには繋がらず。



大慌てで会場から自社の事務所に戻り(徒歩の範囲内でよかった…)、ネットに繋いだ状態でUbuntuを起動、Moonlightの動作確認。
念のため、最悪の事態を想定して画面キャプチャを撮り、Ubuntuもその中のMoonlightも起動した状態でサスペンドさせ、再度会場入り。

Firefoxの、Moonlightを表示させたタブを閉じないように気をつけながら、このエントリーの最初に繋がります。
とりあえず、動くものを見てもらうことができてよかった・・・。


それにしても相変わらずIdbAのことは一切喋らなかったんだけど、
そろそろ社長に「オマエ何がしたいんだ」って突っ込まれそうです。

2008年6月1日日曜日

XMLコンソーシアムWeekで喋ります

XMLコンソーシアム Web2.0部会さんのご好意により、
来週から開催されるイベントXMLコンソーシアムWeekで、
Linuxコンソーシアム リッチクライアント部会として
講演枠をいただくことができました。

ご都合つく方は、是非ご参加ください。

タイトルとは裏腹に、ボクはほとんど喋りませんが、
アホなボクをいつも支えてくれている優秀すぎる
部会メンバーがいろいろ発表します!

XMLコンソーシアムWeek

リッチクライアント部会は、
6月3日(水)、6月6日(金)に登場。

その他、面白そうな話題満載です。

発表以外では、個人的には、今頃興味をもち始めた
XMLDBと、WebOSの話を聞きたく思ってます。