興味深い記事。
「SOAは死んだ」
http://japan.cnet.com/blog/0040/2009/01/19/entry_27019558/
<引用>
SOAとはサービスに基づいたアーキテクチャを構築する考え方であったはずなのに、ベンダーのセールストークによって、既存のアプリケーションを都合よく結合するツールに成り下がっていたのです。
</引用>
まさに、そうですね。
ベンダーでセールストークしているボクにとっては、耳の痛い話です。
「既存のシステムを変更することなく繋げることが出来るようになります」
といって実際に繋いでみたけど、それは上記のエントリー内にあるような
SOA本来の「アプリケーションポートフォリオの再設計」などという
崇高な理念の下に行ったものではなく、
「とりあえず変更できないから上に被せて何とかしよう」
というものでした。
SOAというよりは、マッシュアップ。
ちなみにこのブログで一番PVが高いのは、
なぜSOAは普及しないのか
です。
良くも悪くもキーワードとしては人気なんでしょうね。
これからはマッシュアップ。
ただ、冠に「エンタープライズ」はつけちゃいけない。
1年以上経った今も、相変わらずボクはそう思っております。
2 件のコメント:
先月、ボストンでAnnes氏と話して来ました。その様子を以下のサイトに書きました。よろしければ参照してください。
http://enterprisezine.jp/article/detail/1760/
ありがとうございます!
大変参考になりました。
ボクとしては、次の一文
>一方、ツールや実装技術をどのように利用するかという設計は長期間に渡って受け継がれる。
>長いスパンから見れば、フレームワーク、プロトコル、ツール、技術などの選択は、使い方のルールを決めることよりも重要ではないのだ。
というところに激しく共鳴しました。
SOAの概念自体は非常に有効なものだと感じますが、それを本当に有効にデザインするためには、新旧技術の知識と経験はもちろん、経営者としてのビジネス目線、広い意味での人事(組織のデザインと配置など)、KPI・ROIなどの実務レベルでのマーケティングに精通していて、それらがうまくバランスしているような人が必要なのでは・・・と思ったりもします。
いつだってシステムは「人」が作る(創る)ものなので、その辺りに関する話題などもあれば聞いてみたい、と思いました。
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