2010年3月17日水曜日

そういえば、オープンソースのスタックサービスって

2006年頃からだったか、オープンソースのスタックサービスという事業がにわかに騒がれ始め、NECさんなぞはSpikeSourceと提携して結構チカラを入れてやっていた。
騒がれ始めた当初から、技術者的には「パズルっぽくてやや面白そう」とは感じたけど、ビジネス的には「いったい誰がどれぐらい嬉しいんだ?」というのが分からなくてまったく注目しておらず、最近ツラツラと考え事をしていてハタと急に「そういえば?」と思い出した。

とりあえずNECさんの当該ページに行ってみると、1年前(2009年3月末)付けで「SpikeSourceコアスタック受注停止」と出ているじゃないですか。やっぱり難しかったんですね。

で、何がどう難しかったのか、ということを当時から端的に指摘されていたオープンソースCRMの内田代表のブログで合点。

で、これをクラウドな世界が広がりつつある現在の目で見ると、また面白いかもしれない。
ブログで解説されているスマイルカーブの左側は「性能要件」。
これが今は雲の向こう側に驚くほど大規模化された性能として用意されている。

反対側はいわゆるSIであったりコンサルティングであったりすることになると思うが、クラウドへの移行期には確かに高付加価値を生み出すだろうが、クラウドへシフトしてしまった後は(業界全体のバランスとして)きっちりとしたスマイルを描けるかどうかは微妙だと思われる。

どちらかと言うと、ニヤっとニヒルに笑う現在の先行クラウド陣営の不適な笑顔が見えてきそうで怖さすら感じる…。

先の内田さんのブログの最後の提案については、それ自体は面白いが、クラウドで実現されることはあってもスタックサービスとして準備されることは今後まず無い。
となると、つまりSIerは自社の業務系ノウハウを高い次元でパッケージングしたものをクラウド(AmazonやGoogleを使ってもいい)で準備すれば、生きていける?

でも急にパッケージングすると言ってもプロダクト化するノウハウも無ければ資金も無いのが現状か。


む。
個人的には、そこに対してノウハウを提供することで貢献できる可能性はあるな(笑)。


もう眠いから今日はここまで。
でもこの流れでの思考は面白そうなので、継続。
(途中、何言ってるかわかんなかったらすいません。眠い。)

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